みなさん、こんにちは!
広島を中心に全国で活動しています、
野球専門トレーナーの高島です。
新入生に多い怪我の一つにシンスプリントがあります。今まで運動量が少なかった選手のランニング量が一気に増えるとなりやすいですね。
いままで走ったり練習をしていなかった選手はかなりリスクが高い状態で高校野球がスタートしています。
いいスタートを切りたいなら高校野球の為の準備を中3の引退後からしておきたいですね。
シンスプリントは、下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生する症状。骨折した時のような激しい痛みではなく、鈍痛なのが特徴である。
セルフチェックとしては、骨に圧痛があると疲労骨折の可能性がありますので、病院でのチェックが必要になります。
しかし単純レントゲンのみであれば疲労骨折が写らない事が多く、見逃されてしまうことも多々あるので、状況を含めてドクターに伝える必要があります。
原因としては、
反復するランニングやジャンプにより下腿の内側の骨に刺激が加わる事と、足首や足の親指で地面を蹴る筋肉が、下腿骨の骨膜を引っ張り炎症が起こるためだと考えられています。
シンスプリントを改善するために重要なのが走り方を修正する作業になります。
個人的には、インソールよりも足の機能を高めるエクササイズをさせるようにしています。
1番注意しないといけないのが、疲労骨折まで悪化させては、ならないという事です。
だいたいの選手がよくなると思ったんですけどと言いながら疲労骨折のケースが多くあり、念の為に早めの診察を進めています。
痛くなる選手は、スムーズなランニングメカニズムではないので、早めに見直したいのですが、我慢して疲労骨折まで行くとランニングメカニズムを見直す事が出来ないままに長期に休まざるを得ない為に、復帰間近で焦って復帰して再発してしまう選手が多くいますので、復帰までのプランニングが重要になります。
ここでも「痛くない=復帰ではない」部分を理解してください。
復帰のタイミングでも問題があります。
ひどい疲労骨折でも安静にしていると2週間くらいで痛みを感じなくなるので、治ったと勘違いしてプレーをしようとする選手がいますので、注意が必要です。
復帰を焦る事で、結果的に復帰を大幅に遅らせてしまう事がないようにしたいですね。
走れない間に出来るトレーニングをどれくらいやるのかはかなりポイントですね。
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